訪問看護へ転職しようと思ったとき、
運転が苦手でも訪問看護ってできる?
毎日どのくらい車に乗るの?
利用者さんの家に駐車場がなかったらどうするの?
と気になる人もいると思います。
訪問看護では、車、バイク、自転車などを使って利用者さんのお宅へ移動します。
自分は現在、会社から貸与された社用車を使っています。
自宅の近くに会社が駐車場も契約してくれているので、そのまま直行直帰することもできます。
自分自身はもともと運転が好きなので、訪問看護で車に乗ることを負担に感じることはあまりありません。
ただ、実際に働いてみると、
運転そのものより、駐車場所や移動時間、事故が起きたときの会社の対応などの方が、働きやすさには影響するな
と感じています。
この記事では、訪問看護で実際にどのくらい運転するのか、駐車場がないときはどうするのか、社用車と自家用車についてどう考えているのかなど、自分の経験をもとに紹介します。
訪問看護では1日どのくらい運転する?
自分の場合、1回の訪問から次の訪問までの移動時間は、早ければ5分程度です。
長いときは40分くらい運転することもあります。
40分にもなると、もうほぼドライブです(笑)。
平均すると15分前後くらいでしょうか。
今の職場では管理者さんが訪問先を組んでくれているので、できるだけ無理のない範囲で回れるようになっています。
ただ、予定外の訪問や緊急対応が入れば、いつもより移動時間が長くなることもあります。
訪問が5〜7件ある日なら、それなりに車の中で過ごす時間はあります。
自分の場合は運転だけではなく、次の訪問までの待機や記録を車内ですることもあるので、
「運転している時間」より「車の中にいる時間」が結構長い
という感覚です。
訪問看護師の1日の流れはこちらでも紹介しています。

運転が苦手でも訪問看護はできると思う
自分はもともと運転が得意なので、訪問看護を始めるときも運転自体に大きな不安はありませんでした。
でも、だからといって、
運転が苦手なら訪問看護はできません。
とは思っていません。
事業所によっては車ではなく、バイクや自転車で訪問しています。
バイクや自転車を使う場合は、車で広いエリアを回る事業所とは違って、比較的近い範囲の利用者さんを担当することもあります。
なので、
車の運転があまり得意じゃない。
のであれば、最初からそういう事業所を選ぶ方法もあります。
車を使う事業所でも、
ここまでは行けるけど、この場所はちょっと不安です。
と相談しながら訪問先を調整できる職場なら、徐々に慣れていくこともできると思います。
結局、運転が得意か苦手かだけではなく、無理をさせないように訪問を組んでくれるかもかなり大きいです。
焦って運転しないと間に合わないようなスケジュールなら、運転技術以前にシフトの組み方を考えた方がいいと思っています。
運転よりも「駐車場所をどうするか」で考えることは多い
訪問先へ行くと、
- 家がなかなか見つからない
- 一方通行が多い
- 利用者宅に駐車場がない
- 近くのコインパーキングが満車
ということがあります。
ただ自分は、
運転より駐車の方が嫌。
みたいにはあまり考えていません。
駐車場がなければ、停められる場所を探す。
近くに停められなければ少し歩く。
そのように対応するだけです。
狭い住宅街で、
ここに車停めるの無理だろうな。
という場所なら、そもそも無理に停めません。
車を擦っても困りますし、近隣の人が通れなくなっても困ります。
訪問看護だからといって、どこにでも車を停めていいわけではありません。
駐車の許可があっても近隣への配慮は必要
以前、駐車に関する許可を取っている場所で訪問していたとき、警察の方が来られたことがあります。
自分はそのとき、
許可が出ていても、通報があったら確認には来ないといけないんだ。ごめんね。
という説明を受けました。
こちらは必要な手続きをしている。
警察の方も仕事として確認しなければならない。
通報した人にも、その人なりに気になる理由があったのだと思います。
だったら、
誰も困らない方法にしよう。
ということで、今の職場では近くにコインパーキングがあるなら、そちらを使うことも推奨されています。
駐車料金をケチった結果、利用者さんや近隣住民、スタッフ、警察までみんな困る。
それはちょっと違いますよね。
遅れそうなら、まず連絡する
訪問看護をしていると、予定通りにいかないこともあります。
渋滞している。
前の利用者さんの対応が長引いた。
駐車場が見つからない。
道を間違えた。
いろいろあります。
だからといって、
遅れる!急がないと!
と焦って運転するのが一番危ないです。
自分の場合は、状況に応じて利用者さんへ直接連絡することもありますし、管理者や事務スタッフへ連絡して対応してもらうこともあります。
無断で遅れるのはそもそも良くないので、遅れそうなら連絡する。
それだけです。
5分取り戻すために事故を起こしたら、何の意味もありません。
事故が起きたときの会社の対応はかなり大事
仕事で車に乗る以上、事故の可能性はゼロにはなりません。
自分の職場では、事故が起きたときの対応やマニュアルがきちんと用意されています。
実際、ベテランスタッフが事故に遭ったときも、レッカーの手配や代車の準備などを事務スタッフがかなりスムーズに対応していました。
こういうところを見ると、
事故を起こさないように気をつけてね。
だけで終わる会社と、
起きてしまったら会社としてこう対応します。
まで決めている会社では、スタッフ側の安心感が全然違うと思います。
事故を起こした本人が動揺している中で、
レッカーどこ頼むんだろう。
この後の訪問どうしよう。
車どうするの?
まで全部自分で考えるのは大変です。
事故を防ぐことはもちろん大切ですが、事故が起きた後の仕組みがあるかも大切です。
転職前には確認しておいていいと思います。
ヒヤッとする場面は仕事中でも普通にある
自分自身、運転していて危ないなと思った経験はあります。
例えば、子どもが車の下に隠れていたことがありました。
おばあちゃんの自転車が急に出てきたこともありますし、一時停止を無視した車が突っ込んできたこともあります。
ただ、これは訪問看護だからというより、普段車を運転していても起こり得ることですよね。
訪問看護の場合は仕事で毎日運転する分、道路にいる時間そのものが長くなります。
だからこそ、
訪問時間より交通ルールを優先する。
ここは当たり前ですが大事です。
数分遅れても連絡すれば済むことがあります。
事故はそれでは済みません。
自分なら自家用車を仕事には使いたくない
ここは自分の考えがかなりはっきりしています。
自分なら、自家用車を訪問看護の仕事に使う事業所は選びません。
これまで働いた職場や周囲から聞いた話も含めて、自分は私物の車を業務で使わせる職場にあまり良い印象を持っていません。
個人的には、
そこまでスタッフの私物に頼るの?
と思います。
自家用車を仕事で使えば、ガソリンだけの話ではありません。
走行距離は増えますし、タイヤやオイルなども消耗します。
事故を起こせば修理もありますし、保険の扱いも確認しなければいけません。
休日にも乗る自分の車です。
なので自分としては、会社の仕事で使うものなら、できるだけ会社側で用意してほしいと思っています。
もちろん、自家用車を使う代わりに十分な手当があり、その条件に納得して働いている人まで否定するつもりはありません。
ただ、自分なら選ばないです。
社用車と駐車場を会社が用意してくれる意味は大きい
今の職場では社用車が貸与されていて、自宅付近の駐車場も会社が契約してくれています。
さらに直行直帰もできます。
これはかなり助かっています。
単純に便利というだけではありません。
自分は、
スタッフが働きやすいように、会社がそこまで用意してくれている
という部分も見ています。
社用車を用意するにもお金はかかります。
駐車場だって毎月費用がかかります。
それでも、
スタッフが仕事をしやすいように。
と用意してくれている。
そういうところからも、代表や会社がスタッフをどう扱っているかは少し見えると思っています。
訪問看護の求人票で、自分がチェックしているポイントはこちらにもまとめています。

社用車は小さい車の方が訪問には便利
訪問看護で使うなら、自分は軽自動車くらいのサイズが便利だと思います。
住宅街へ入ることも多いので、小回りが利きます。
駐車もしやすいです。
そもそも訪問看護用にものすごく大きな車を用意する事業所も、あまり多くないと思います。
ただ、
身体が大きい人に軽自動車は普通に狭いです(笑)。
ここは仕方ありません。
ナビやバックモニターについては、人によると思います。
自分に必要なら確認すればいいですし、スマートフォンのナビを使う人もいます。
エアコンは必須です。
というか、今の車でエアコンがない方が珍しいとは思いますが、夏の訪問看護でエアコンなしはさすがに厳しいです。
夏場は「人」だけでなく荷物にも注意する
訪問看護の車には、仕事で使う物をいろいろ載せています。
夏場は車内がかなり高温になるので、車の中へ置いていいものかどうかは考えます。
それと、自分の場合はお弁当も持っていくことがあります。
真夏の車内にそのまま置いておくのは心配なので、保冷ボックスや保冷バッグはかなり便利です。
ここは訪問看護だけではなく、外回りの仕事をする人全般に当てはまると思います。
アフィリエイトを入れるならここ
この段落の直後に、
- 小型の保冷ボックス
- 保冷バッグ
- 保冷剤
あたりを置くのは自然だと思う。
「訪問看護師おすすめ!」と無理に売るより、
自分は夏場のお弁当管理で使っています。
という実用品として紹介する方が記事にもなじみやすい。
車の中は「第二の事業所」みたいになることもある
今の職場では、訪問が終わるたびに必ず事業所へ戻る必要はありません。
自分はこの働き方がかなり合っています。
訪問が終わったら車へ戻って記録する。
次の訪問まで少し時間があれば、そのまま待機する。
エアコンをつけて少し落ち着く。
必要なら管理者や他スタッフへ連絡する。
ある意味、車が小さな事業所みたいになります。
病棟だと、勤務中ずっと同じフロアにいることが多いですが、訪問看護では一件終わるたびに一人になる時間があります。
自分の場合は、その時間で頭を切り替えられるのも結構好きです。
ただし、
車の中だから何してもいい。
という話ではありません。
駐車場所や周囲への配慮は必要ですし、個人情報にも気をつけます。
交通マナーを守ったうえで、うまく移動時間や待機時間を使う。
今の職場では、そういう働き方が推奨されています。
訪問看護へ転職して、実際の暮らしや働き方がどう変わったのかはこちらにも書いています。

転職前に車について確認しておきたいこと
自分なら、訪問看護ステーションの見学や面接で、少なくとも次の3つは確認します。
- 社用車はあるか
- 駐車場は会社が用意してくれるのか
- 直行直帰はできるのか
特に自家用車を使う事業所なら、車両手当、ガソリン代、駐車料金、事故時の保険や修理などについても確認した方がいいと思います。
また、
1件から次の訪問まで、だいたい何分くらいですか?
訪問エリアはどのくらい広いですか?
と聞いてみるのもいいです。
移動時間が短い事業所と、毎回30〜40分走る事業所では働き方がかなり違います。
車そのものだけではなく、車をどう使わせる職場なのかまで見た方がいいと思っています。
訪問看護の面接で、自分なら確認しておきたい質問はこちらです。

訪問看護ステーションの選び方はこちらにもまとめています。

まとめ|運転の上手さより、無理なく移動できる環境かを見る
訪問看護では、車で利用者さんのお宅を回る事業所も多いです。
でも、
運転が苦手だから訪問看護は無理。
と最初から決めなくてもいいと思います。
車以外にバイクや自転車を使う事業所もありますし、車に乗る場合でも無理のない範囲で訪問先を調整してもらえる職場もあります。
自分がむしろ大切だと思うのは、
焦らず安全に移動できるような環境が用意されているか。
ということです。
訪問時間が詰まりすぎていないか。
駐車料金をきちんと会社が負担してくれるか。
事故が起きたときの対応が決まっているか。
社用車が用意されているか。
直行直帰できるか。
こういう部分の方が、毎日働くうえでは結構大きいです。
自分は運転が好きなので、移動時間もそこまで苦にはなりません。
40分くらい走ると、
今日ちょっとドライブ長いな(笑)。
とは思いますが、それも訪問看護の仕事の一部です。
ただし、仕事だからといって急ぐ必要はありません。
遅れそうなら連絡すればいい。
停めるところがなければ別の場所を探せばいい。
無理に狭い場所へ車を突っ込む必要もありません。
誰かが困るような運転や駐車をしない。そのうえで、安全に利用者さんのところへ行く。
それでいいと思っています。
訪問看護のメリット・デメリットについてはこちらです。

訪問看護の仕事内容、給料、オンコール、転職先の選び方などはこちらにまとめています。



コメント